オリジナルシートカバー
2006.12.31
妻手作りによるオリジナルシートカバー。
キルティング素材により肌触りは抜群。
また青のチェック柄がキャビン全体に調和し
さり気なく高級感を漂わせてくれている。
本日 12月31日は私の○○回目の誕生日です。
誕生日のプレゼントと言うことでシートカバーを作ってくれたかは定かではないが、生地の購入から完成までの
一部始終をご紹介させていただきます。
我が家のスバル君の純正シートはそれなりの色汗と後部座席には数箇所裂けている部分があり、気になっていました。
好みの素材・色でシートの張替えをしようか?と真剣に悩んでいたのですが、シートの張替えと言ってもインターネット
などからも多くの情報を入手しましたが、やはり満足行くものにするには15万から20万程度は覚悟しなくてはならない
様です。
悩んだ所とて お金がないのでどうすることも出来ませんけどね。
妻に相談すれば100%文句の一つや二つ言われ殺されるのは目に見えてますから、軽くは口に出来ません。
とにかく私は張り替える事しか頭に浮かばなかったのですが、翌々考えてみますと妻は洋裁の先生ですので
もしかしたらシートカバーなんてお茶の子サイサイで作ってしまうかも??と頭を過ぎりそれとなく相談してみますと
意外にまんざらでもなさそうに一つ返事で承諾してくれました。
多分 妻も少しずつスバル症候群に感染してしまっているのではないでしょうか(^^)
そんな訳で本日の午前中、妻の気が変わらない内にと大和市にある大きな生地専門店に妻と次女とを乗せドライブ
がてらスバル君を西へと走らせました。
とにかく専門店だけあって生地の多さに驚かされましたが、逆に選ぶのに一苦労するほどでした。
シートカバーをどんなに上手に作っても色や模様がボディーとアンバランスですと浮いてしまうし、生地選びは本当に
悩みに悩んで結局 意見がまとまったのは落ち着いた青のチェック柄でした。
まぁ 始めて試みなので、実際のところはどうなるかは検討も付きませんがやってみる価値はありそうです。
妻の計算ですとスバル君のシートカバーを作成するには
最低約7mを必要と考えていましたが、生憎6.5mしか無く
出来上がるまで私も心配でしたが、生地も殆ど余ることなく
ドンピシャで結果オウライでした。
余った生地でゴミ箱とティッシュケースカバーを作成して
もらいました。
年末それも31日だと言うのに、生地屋さんから自宅に着いて休憩する間もなく妻は早速シートカバー作りに取り掛かり
ました。
本来ならば、ボチボチと体調の良い時(気分が良い時)に始めるのですが、どうしてもスバル症候群に掛かってしまったと
思わずにはいられません。
多分間違いなさそうです(^^)
● 作業開始
メジャーで凡そのサイズを
計り確認します。
立体を形紙に移すため洋裁用の
テクニックを用います。
形紙を広げ鉛筆でなぞった部分
を裁断します。
形紙を生地の上に乗せ、縫代分
を残し裁断して行きます。
裁断された生地を縫い合わせ
形(立体)にして行きます。
細かい作業もさすが洋裁の先生
だけあって手際が良い。 鮮やか
たった一枚の生地が妻にかかると見る見る内に
立体化され、ただただその技術力に感動するばかり
です。
きっと既に妻の頭の中には完成されたシートカバーが
描かれているに違いない。
それにしても洋裁の出来る妻をもって私は本当に幸せ
者である。
取材ではかなりの枚数を撮影しましたが、要点のみ掲載しています。
妻の職人技とも思えるミシンワークや(手際良さ)を100%ご紹介出来ないのが残念なほどです。
● 完成そして取り付け
運転席ベンチシートカバーで、紐で固定します。
背もたれと座る部分は別構造になっています。
後部座席シートは一体型で、特にサイドは曲線なので
型取りに苦労した様でしたが、出来上がりはさすがプロ。
最後部の荷物スペースですが、余った生地で作成。
寸法通りなので、当たり前ですがジャストフィットです。
アームレストですが、3枚の生地で出来ています。
とにかくピッタリでこれこそプロの業ですかね。
それにしても生地を購入し作業を始めてから僅か半日でシートカバーが完成してしまいました。
今回ばかりは妻も初の試みと言うこともあり、夢中で作業した甲斐があってか完成時には妻の表情に達成感が満ち溢れ
ていた様です。
とにかく出来栄えが余りにも良くて本当に私のこの上ない最高の誕生日プレゼントとなった事は言うまでもありません。
本来ならばここで作業は終わりなのですが、妻のご機嫌が良かったのか?
続けて余った生地でティッシュケースカバーとゴミ入れを作ってくれました。
シートカバーとおそろいの生地です。
シートとお揃いの生地で可愛いですね。