群馬県渋川市伊香保町
（おもちゃと人形自動車博物館）
2008.07.09
群馬県渋川市伊香保町
（おもちゃと人形自動車博物館）
2008.07.09
| 8日と本日9日は私にとって待望の2連休です。 しかし運悪く昨日（8日）は妻が仕事で遊んでもらえず、私は一人寂しく自宅のお掃除に明け暮れ一日が終わってしまいました。 でも翌日9日（水曜日）は仕事は無いのを知っていたので、付き合ってもらえると思い妻に群馬県伊香保町にある（自動車博物館）に 行ってみない？と誘ってみたのですが、なんと9日は卓球の練習とかで、あっさり ｢一人で行ってきたら？｣ と冷たい返事。 せっかく渋川まで高速使って行くのだから、一人ではもったいないし なんともつまらないドライブになりそうでしたので諦めました。 まぁ 今回逃してもまた行く機会はあると思い、別の遊びでもしようと企てていた最中 妻から夜遅くになって突然 明日行こうか！と 不意を突かれた感じで私に言ってくるではありませんか～ 日頃は卓球・バレーが何よりも優先される筈なのに、今回はどう言う風の吹き回しか・・・ 暫く何のことだか理解に苦しみましたが、妻の話によると卓球の試合も近いが明日9日休んでも良いと卓球中間の許可が下りた と言うことらしいんですよね。 まぁどちらにせよ急きょ行けることになりましたから、私も大慌てで夜な夜な駐車場に出てワックスがけをしました。 もっと早くに行けることになっていたら明るい時間帯にワックス掛けられていたのにね。 汚れた状態でドライブしに行くにも何だか気持ちが許さなかったので、ボディーは当然ながらガラスやタイヤもピッカピカにしました。 翌日は関越道に入るまで都内を走るので、渋滞に巻き込まれては大幅な時間のロスとなりうりますので、早朝5時には家を出る ことにしました。 と言っても私は寝床に入っても、何だか妙に嬉しくて疲れている筈なのに暫く寝付かれませんでしたけどね。 今回の自動車博物館へ行く動機づけとなったのは、以前から親しくしていただいている羽田のカリスマ航空管制管であるＭさんが BBSに書き込みいただいたのがキッカケとなりました。 それは自動車博物館をご訪問されたと言う内容で、オマケに可愛いスバル君の画像を添付していただきましたので、これは一度は 訪れてみたいと強い思いを抱いてしまいました。 我が家からヘリで飛べば一時間弱で辿り付ける伊香保町ですが、いざ60㎞程度しか出ないスバル君ともなるとそれはそれは 超過酷過ぎる距離と時間・・・ 果たして故障もなく無事に辿り付けるんでしょうか・・・・・・・ そんな心配ごともありましたが、今回思いがけなく妻も行けることになったし車も調子もすこぶる良い、自分の体調も万全である。 行ける環境がほぼ整いましたので、これを逃す手はありません。 気楽に妻の愛車（ラパン）で行ってしまえば楽で簡単ですが、スバル君で訪れるのが私のステータスなので十分な準備をして 出かけることにしました。 当日の9日朝は、ドンヨリした空模様で逆にスバル君にとっても人間にとっても快適な陽気となりました。
妻のドレスアップも完了し、いざ群馬県渋川市伊香保町に向け私達を乗せたスバル君は順調に走り出しました。 何時もなら高速を使わず一般道を走るところですが今日はリッチに贅沢して高速三昧で目的地に向かいます。 但し、高速とは言え速度を出すとエンジンにもかなりの負担もあろうかと思うので、今日は60㎞程度を最高速度と決め走りました。 このご時世、高速道路の60㎞走行はかなりの恐怖で怖い所ですが、スバル君のためには仕方がありません。 図太く根性で走るしかありませんね。
横浜新道から第三京浜を経由し環状8号に入って暫くすると瀬田辺りにマクドナルドを発見。 ドライブスルーと思ったのですが車が小さいためゴミの置き場所に困るし、スバル君も少し休憩させるのと私達も小腹が空いたので 一旦休憩しモーニングを食べることにしました。
お腹がいっぱいになった所で、練馬インター（関越自動車道）を目指し環八をひたすら北上しました。 最近になって道路も整備されとても走り易くなっています。 そんなこんなで妻と色々な話に狭い車内で盛り上がっていると、ふっと気が付けば赤羽に来ていました。 方角的には北に向かっていなくてはいけないものが、なんと東に向かっているので太陽（朝日）が正面にあるから驚き。 あれっ と思いつつ 妻とキツネに摘まれた感じで道路地図を見るとやっぱり練馬インターは既に通り過ぎていたんですよね。 本来ならもうとっくに関越自動車道に入っている筈なのに、ここで大幅な時間ロスになってしまいました。 一旦戻ろうとも思いましたが、妻と協議した結果このまままた北上し東京外環自動車道を経由し大泉JCTに向かうことにしました。 その途中、はやる気持ちを落ち着かせるためとスバル君の燃料補給を兼ねてガソリンスタンドに立ち寄りました。
スバル君もお腹がいっぱいになった所で、東京外環（川口西インター）を目指し出発。 途中で燃料タンクの中にオイルを補充したので長距離走行するエンジンも多少は焼き付く心配もなくなります。 焼き付いては当然困りますけどね。 さて東京外環自動車道を経由し大泉インターから関越自動車道を北上します。 どのくらい60㎞走行したでしょうか？ スバル君から悲鳴が何処からか聞こえそうですので、 大きなサービスエリア（高坂）にて 一時休憩をとることにしました。 いや～ それにしても高速道路の60㎞走行は本当に疲れますね～ バスやドラックなどどんどん近づいて来たかと思うと、抜いていく いや～それはそれは恐怖でした。 せめて80㎞くらい出せれば気持ち的にも楽なんですけどね～ 高坂サービスエリアでトイレを済ませ、二人は颯爽とスバル君に乗り込みエンジンスタートしたのですが、1回目のアクシデントが発生。 なんとイグニッションを回してもエンジンが掛からないんです。 キュルキュルキュル・・・ 一瞬エンジンが焼き付いたか？と頭を過ぎりましたが 取りあえず何でもない素振りを見せながら（内心ドキドキ）でエンジンルームを 開き、プラグのお掃除とキャブレター内に溜まっているであろう燃料を乾かすためホースを外しました。 私に出来る応急メンテナンスはここまですが、以前にこれと同じ様な徴候を経験していましたから凡その検討は付いていました。 でも実際 出先でいきなり起きるとさすがにビビリますよね～。 エンジンフードを開きそんな整備作業をしていると、一人の叔父さんが突然声をかけて来ました。 ｢車 綺麗ですね～ 何年式ですか～ ｣と尋ねてこられましたが、こちらはエンジンが掛かるかどうかの瀬戸際でしたから内心 それどころではありませんでしたが、満面の笑顔を浮かべながらも ひきつりながらお答えさせていただきました。
この出会いの後、私の的確なメンテナンスの甲斐あって、エンジンも一発始動しヤレヤレです。 このままエンジンかからなかったら笑い話にもなりませんもんね。
念願の渋川伊香保インターを快調に降り、自動車博物館を目指します。 案内板が殆どなく道に迷いながらも何とか10時30分頃に目的地に辿り着くことが出来ました。 スバル君の古さとお洒落な建造物とが妙にマッチし思わず背景にして激写。
早速 入場料 一人1050円を払い博物館に潜入。     人形と自動車博物館と言うだけあって、館内に入ると先ずはキューピーちゃんやぬいぐるみの人形など展示してあるエリアを通り そのまま順路に従い歩いて行くと、やっと私を夢中にさせるであろう古き良き昭和の時代の展示エリアに入ります。 昔一世を風靡したダッコちゃんやお面、ブリキ製品など懐かしい昭和の玩具が所狭しと並べられており、昭和の時代にタイムスリップ した様な感覚を味合うことが出来ました。        
つかの間の一時でしたが、何時しか私たちは素直な子供の頃の自分に戻っていましたね。 私たち夫婦もまだまだ若いと思っていても、気が付けばレトロな夫婦仲間入りではなかろうか・・・・・ そんなことを思いつつ、先に進むと念願のスバル君（旧車）のエリアに入りました。
昭和の時代を代表する定番の軽自動車が数多く並べられています。 あまりの多さで全てをご紹介出来ないのが残念。         また別のエリアでは大変珍しいクラシックカーも展示されていました。    更に順路を進むと広いフロアーには1970年代に活躍したと思われる旧車が所狭しと並べられています。 こちらもまた数の多さで全てをご紹介し切れません。            
殆どの展示物を拝見した後、屋外にあるリス園へと自然に誘導されました。 たくさんのリス達が私たちを出迎えてくれましたが、ガラスの向こうに元気に走り回る姿はとても可愛かったです。
これで念願の人形と自動車博物館を全て堪能する事が出来ましたので本当に大満足な一日となりました。 この道のりをボロのスバル君で訪れるのが夢でしたが、これほどまでに早く実現できて今後の良き思い出になることでしょう。 博物館を後にして、丁度お昼時と言うこともあり ここは水沢うどんが有名の様なのでせっかくなので食べて行く事にしました。
伊香保で美味しいうどんを食べた後、妻はそのまま関越自動車道に乗って帰るものだと思っていたに違いないが、 私はせっかく群馬に来たのだから、どうしても群馬県太田市 そうですスバル君の聖地である生まれ故郷に連れて行ってやりたい と思っていました。 妻には東北自動車道に乗ってなんて言っていましたので、ただコースを変えて帰るのだろうと思っていたと思います。 同じ群馬県であっても伊香保から太田市までは相当の距離がありますし、ましてスバル君ですから速度も出ないので矢島工場には 何時に着くのか検討も付きません。 到着する頃には陽も落ちてしまうかもです。 暫くして伊勢崎市に入った時に、スバル（ディーラー）の大きな看板が目に止まりましたので矢島工場への道順を教わりに 寄り道しました。 まだかなり若そうな女性（営業さん？）が接客してくれまして、スバル君の生まれ故郷である矢島工場に訪ねてみたい事情を告げ ますと、矢島工場のことすら知らないご様子でした。 そうですよね～ 現代の車をただ売るのが商売ですから工場なんて知らなくて当然かも知れませんよね。 きっと変な客だな～と思ったに違いありません。 でもスバル３６０の発祥の地ですから、予備知識としてある程度知っておいた方が良いと思いました。 暫くすると奥から3～4人くらいの人が出て来まして、私の行きたい理由を察知されたのでしょうか？ その中の一人で工場までの 道順に詳しい方がおられ丁寧に地図を書いて下さいました。 お陰様で、迷わず念願だった群馬製作所 矢島工場正門に無事辿り着きました。 それにしても工場を発見してから正門に向かうまでの間、敷地があまりにも広いので驚きました。 もう少し早い時間帯でしたらミュージアムなど見学出来たのかも？知れませんが既に17時を回っていましたから正門を入ることも 今回は出来ませんでした。 でも紛れも無くスバル君は生まれ故郷である矢島工場に36年ぶりに帰って来たのは確かです。   スバル君 お疲れ様！ この地でスバル君は生まれたんですね。 私が乗っている限り、まだまだ先 大切にして行こうと心に決めました。 また機会あったら工場内にあるミュージアムに一度は訪れてみたいと思っている。 さて矢島工場を出発して間もなく、工場に隣接する道端にショーウインドに飾られたスバル君を発見しました。 群馬スバル自動車（株）と書いてあるので、きっと販売店か何かであろうと思いましたが、せっかくなので見学して行く事にしました。
今日一日、スバル三昧でしたが私にとっても妻にとっても大変希少な経験が出来た様に思います。 不思議にスバル君と出かけると、本当に素敵な方々とのふれあいがあるので楽しいですね。 早朝から走りっぱなしのスバル君でしたが、大きなトラブルもなく無事に我が家へと導いてくれました。 素敵な一日を有難う。 妻にも付き合ってくれて有難う。 |
