キッチンカウンターの仕様変更 ２００３．０２・１５

既に完成しているキッチンカウンターを前に、妻が珍しく私に相談を持ちかけて来ました。 カウンターの様子が若干自分のイメージと異なり、どうしても納得がいかない様子で 一人悩んでいたと言う事でした。 打ち合わせ段階ではキッチンカウンターとだけ伝えてありましたので、今思うと 細部についてはまったく調整されていませんでした。 現在造作されているキッチンカウンターは一枚のパイン材で最上部に出来ていますが、 妻の希望とするものは今の状況から下へ（10ｃｍ程度）の段差をつけたかったらしんです。 私も妻の話を聞くと確かにカウンター位置が高くキッチン側から食べているところが丸見えで 聞けば聞くほど納得させられました。 最近まで全く気にもなりませんでしたが、女性の立場から見る視線ってやっぱり違いますね。 珍しく妻が一番拘ったものですので、私も願いを叶えてあげたいと言う気持ちから、 せっかく苦労して造作していただいた小松山さんに対しても本当にご迷惑をお掛けする事に なるのを承知で、率直にお願いしてみる事にしました。 小松山さんにどの様に話を切り出すか、それは夫婦共々本当に心苦しいもので、 妻も悩みに悩み、昨夜は全く眠れなかったそうです。 妻もこれだけは、さすがの小松山師匠でもどうしても譲れない！と一人呟いていました。 今日、意を徹し私達は小松山さんにその心境を打ちあけてみました。 言う方も言われる方も本当に辛いですね。 恐る恐る話を切り出しますと、小松山さんは一瞬厳しいお顔をされましたが ”やれと言われればやりますよっ”　と私達の心情を察知していただいたご様子です。 直す事は可能かどうか心配もありましたが、現在なら作業は可能と言う事が判りましたので 早速、現場監督である前川さんへ連絡を取り、キッチンカウンター変更の旨を伝えました。 前川さんも親切にご対応いただき、妻も安堵の表情を浮かべている様でした。 現場で、小松山さんに対し　”ごめんなさい！”　と深々と頭を下げていたのがとても印象的でした。 妻の願いが叶いそうなので、ホント良かったと思います。 もしかしたら今後、我が家と同じキッチンカウンターを希望される方も居られるかも知れませんので 打ち合わせでは、あらかじめ考慮に入れておくのも策かも知れませんね・・・ 完成は後ほど掲載します。