セルモーター不具合 ２００８.１２．２０

ハードな仕事を終え疲れ切った身体でスバル君に乗り込み、いつもの様にエンジンを始動するためイグニッションキーを回すと セルがウンともスンともいいません。 あまりの突然にその兆候が現れたので　（何でセルが回らないの？？？？）　と一瞬頭の中が真っ白になってしまいました。 何度もエンジンスタートを試みるも一向にセルが回る気配なし。 寒空の中フロントフードを開けて、ヒューズ切れか？　或いはヒューズの接触不良か？とも思いヒューズの接触部の金具に軽く ヤスリをかけ、ボックス内にあるヒューズをすべて新品に交換してみましたが、また再度エンジン始動を試みるも掛りません。 またエンジンルームを開き、セルの配線等の接触なども確認しましたが異常が見当たりません。 勿論　エンジンキーを回すと計器盤にある赤いインジケーターランプも赤く強く光るしヘッドライトもそこそこ光りバッテリー容量不足 でもなさそうです。 私になりに確認出来る範囲はここまでで、後はなすすべがありません。 それから妻に電話を入れ、急きょ職場までシートカバー持参で迎えに来てもらうことにしました。 旧車に乗る宿命ではあることは重々認識しておりますが、やはり突如故障すると何とも情けなくなりますね。 早々にシートカバーを掛け、妻のラパンを運転し自宅に戻りました。 しかし自宅に戻っても何となくスバル君が気になってか落ち着きません。 そんな中色々と考えていると、何時も使っている鍵が若干変形しているせいでセルが回らないのではと考えてしまい、予備に 保管している鍵ならもしやエンジンが掛かるのでは？？と思い夜な夜なまたスバル君のもとへ妻と出かけてしまいました。 でも試してみるものの、その努力もむなしくエンジンはかかる事はありませんでした。 これで完璧に諦めが付き、自宅へと寂しく戻りました。 翌日は午後からの勤務なので、何時もお世話になっているショップに朝一番で連絡しようと決め床に着きました。 朝９時頃になって早速カーショップへ連絡を入れると、偶然にも社長さんが出て下さり　ご挨拶も否や早速セルが回らない状況を 説明させていただきました。 社長さんのお話ですと、考えられることは　�@バッテリーの容量上がりでスターターが回らない可能性　�Aセル本体に付いている 配線（細い方）が外れている可能性　�Bセル本体の故障　がおおよその要因だそうです。 この時、昨夜バッテリーはあることは確認していましたし、配線もちゃんと付いていたことも確認していましたので、残るは最悪の セル本体の故障であろうと必然的に察することが出来ました。 社長さんとお話した結果、これから直にスバル君をローダーで取りに来ていただける手筈になりました。 スピーディーな対応で何とも頼もしい限りで、これで先ずは一安心と言った所ですね。 残念ながらまた入院ですが、いた仕方ありません。 さて１０時３０分頃に環状２号線で社長の運転するローダーと待ち合わせ、私がラパンで誘導しスバル君のもとへ向いました。 到着するや否や、社長は考えられる箇所を点検されておられましたが、やはりセル本体のトラブルであることを判断されたご様子です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 そうと分かれば早速スバル君をローダーに積み込む作業の開始です。 私も今回初めての経験なので、これもまた絶好の機会で何事も勉強と思いその作業要領を拝見させていたきました。 特に、スバル君の下部に牽引ロープを掛けるのかを知るのは今後の財産（知恵）となることでしょう。 �@荷台を下げます �Aワイヤーをスバル君に固定 �Bレバー操作しワイヤー引く �Cハンドルを微妙に操作 �D真直ぐにゆっくりと荷台へ �E荷台を水平に戻す �F前部を固定 �G後部を固定 　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●牽引ロープの掛ける場所● 　　　　　　 前側の牽引ロープ取り付け箇所 後側の牽引ロープ取り付け箇所 ロープを掛ける箇所を間違えると、思わぬ損傷を起こす場合があるので、今回は勉強になりました。 いつ何時に牽引する羽目になった場合には、役に立ちそうです。 スバル君も手際よく荷台に積まれ、作業も一段落し社長と様々な話で花が咲き思いがけない楽しい一時を過ごすことが出来ました。 それから荷台に積まれた可愛いスバル君はまた入院のため現場を後にしました。 また元気になったスバル君を迎えに行ってやろうと思う。 ２００８．１２．２２ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 さて今日は以前から有給休暇をとっていたので、のんびりとした朝を迎えています。 スバル君がローダーで運ばれて行ってから、丁度　土日が差し掛かっていたので整備作業も出来ず、また２〜３日かかるのだろう と完全に諦めていました。 もちろんスバル君が入院中なのでドライブも出来ず、自宅の掃除や昨日の強風の影響で駐車場にある植木が倒れ鉢が割れてしま ったのでその片つけなどしました。 序に妻の愛車（ラパン）も水洗いしてしまいましたので、午前中があっと言う間に過ぎてしまいましたね。 一段落したので一人でラーメンでも食べに行こうかと思っていた矢先に携帯電話が鳴ったんです。 なんとショップからでした。 何やら急ピッチで作業し、今出来上がったとの知らせ・・・ 予想外の思いがけない嬉しい知らせに、電車で取りに行きます！と伝え　取りあえずラーメンを食べてから出かけることにしました。 行きつけのラーメン屋さんで腹ごしらえした後、バスと電車を乗継ぎ、ショップへと向かいました。 ２日ぶりに見るスバル君でしたが、なんとも可愛いらしい表情でご主人様の迎えを待っている様です。 スバル君に乗り込みたい気持ちを抑えながら、その前に事務所に案内され欲しくない請求書を手渡され金額を見てちょっとブルーに なりましたが、こればかりは仕方がありません。 早速乗り込みエンジンキーを回すと、やはり完全に整備されたセルモーターなので今までと違いかなり威勢が良く豪快にエンジン スタートするではありませんか〜 整備されたセルってこんなに豪快なんですね。 以前と比較しその違いにちょっとカルチャーショックを覚えました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 セルの調子を確認し、社長さんに別れを告げ颯爽と自宅へ車を走らせたかと思うと約１ｋｍ位い走ったでしょうか？ 何と走行中に突如エンジンがストップしてしまったんです。 なんだこりゃ〜 道のど真ん中で止まる訳にもいかないので、急きょ惰性で横道に滑り込みました。 停止してからエンジンフードを開け燃料コック（位置）が閉じていないことを確認し、その後何度もエンジンキーを回すもセルは威勢良く 回るもののエンジンは一向にかからないんです。 キュルキュル・キュルキュル・キュルキュル〜 何ともやるせない気持ち。 燃料は十分入っているし、セルも威勢よく回るし？　いったいどうしたのか見当もつきません。 一人悩んでいても拉致があかないので、ショップへ連絡を入れました。 走行中にエンジンが突如停止した件と居場所を伝え、暫く待っていると何時も整備作業では大変お世話になっている斎藤メカニックが 軽トラックに乗ってやって来ました。 挨拶もそこそこに路上で早速確認していただくと、さすがですね〜　一瞬にして原因を究明してしまいました。 何やらヒューズの接触不良が原因だった様です。 先日　セルが回らなくなった夜に私がヒューズを新しいものと交換したり接触部をヤスリがけをした際に、ヒューズがしっかり固定されて いなかったみたいで、先ほどショップから走り出したら振動でヒューズが動いてしまった為の様です。 斎藤整備士のお話ですと、時々この様なことがありヒューズの接触不良やヒューズ切れ　また配線の接触不良もエンジン停止を 引き起こす要因だそうです。 今回、ヒューズボックス内のヒューズと接触部を丁寧にグリースを塗っていただき　完璧に治していただきました。 今回は泣きっ面に恥でしたが、また思いがけなく希少な経験をすることが出来ました。