17日の夜、バイクで帰宅中に職場でし忘れたことを思い出し連絡しようとバイクを道路脇に止め携帯を取り出すと姉から着信が入っていました。
取りあえず職場に連絡を入れた後、姉からの着信が気になり電話してみました。
着信が入っていたことは全く気が付かなかったのですが、職場に電話をしようと思い立ったのも虫の知らせ？だったのでしょうか・・・・
姉と電話が繋がると既に実家に向かっている最中らしく、何やら母が「気持ち悪いとエマージェンシー」をかけて来た様子なんです。
最初に母は携帯から妻に連絡を入れた様子なのですが、生憎妻は横になっていて繋がらなくて姉に連絡を入れたと言うことらしいです。
姉は車が運転できないので、自転車で来ようと思っていたらしいのですが姪の香織夫婦に連絡がついて乗せて来てくれたようです。
私が実家に辿り付くと、すでに姉と姪の香織夫婦そして妻が母を囲っていました。
話によると深夜母が机に向かって書き物をしている最中に突然気持ち悪くなってしまったらしく自力で助けを求めて来たと言うもの。
普段は多少の気持ち悪さなどで連絡してくるような母ではないので今回は相当辛かったのでしょう。
母はテーブルの横で横になっていて嘔吐している状況でした。
既に救急車を手配いてあると言うことで、取りあえず原因はともかく一刻も早く病院に連れて行くことが先決です。
テーブルの上には母が倒れる前に書いていたマミーへの想い。
 
マミーへの想いを書いている最中につかれたあーのメモを書き残し 具合が悪くなってしまった様です。
テーブルの横で横になっている母ですが、顔色が悪いものの一応反応もありました。
直ぐに救急車が到着し母をタンカーで搬入すると車内では私と姉が同乗し直ぐに出発かと思いきや中々出発せず母の状況について事細かく
事情聴取されました。
私も救急車に乗るのは初めての経験ですが、これもまた大事な体験となることでしょう。
現在服用している薬や日頃かかっている病院・倒れた経緯など様々聞かれたのですが、これも搬入先へ的確に医師に状況を説明する
ためだそうです。
それから約１０分ほどで病院に到着し母は応急室で処置を受けていました。
医師によると、手足のしびれ言語の状態も正常であるので頭関係の病気ではなさそうとの見解で安心しました。
状況からみて精神的なところから来ているのではと言うものでした。
勿論、入院し内視鏡等で検査する必要もあるとのことで一週間から１０日は入院することになりそうです。
でも取りあえず安心です。
一通りの検査を受け、病室に辿り着くと少しは安心したか？ 母もようやく少しですが話せる状況になっていました。
でもマミーへ手紙を書いている最中に気分が悪くなり入院まですることになった母ですが、マミーが本当に旅立ったことが辛かった
んですね。
日頃顔には出しませんでしたが、様々なことが重なり胸中は相当な悲しく辛かったに違いありません。
以前は父が食欲がなくなり寝ていることが多く心配していたのですが、まさか母が入院することになるとは予想外でした。
深夜帯での出来事でしたが、あまりの突然の母の入院騒動で気が付けば３時を回っていました。
翌日、父を連れ母が入院する病院へ向かいました。
実はこの病院には母の一番下の妹が入院しているんです。
母も最近は幾度もこの病院には面会に訪れているので、まさか自分が入院するとはその時は思っていなかったでしょうね。
おまけに隣の病室になってしまいました。
私たちが母の病室を訪れると、特に父の顔を見たらかなり元気になった様子でした。
父もあまりの突然の母の入院でその悲しさが背中に物語っているのが伺えます。
それから私は隣に寝ている叔母さんが横になっていて迷ったのですが、ちょうど寝返りをしたので声をかけてみました。
母が昨夜入院したことを伝えるや否や 目をパッチリ開けて隣に寝ている母のもとを一目散に訪ねて来てくれました。
母もまさか隣に入院するとは思いもよらず、そして叔母さんもまさか何時もお見舞いに来てくれていた姉が隣に入院してくるとは
予想外で二人、顔をみるなり手をつないでいたのが印象的でした。
 
昨日までお見舞いしていた母ですが、今度は逆の立場になってしまいちょいと照れくさいでしょう。
でも入院の先輩である妹が隣に居ると思うと、母もどんなに心強いことでしょうか。
私たちも安心です。
まぁ なにはともあれ早く二人とも元気に退院して これからの笑い話にしてほしい。
叔母さんも頭が少し痛い中、私に突然起こされさぞかし驚いたことと思います。
一日も早く元気になって犬の話でもしましょう。
実は１５年前に愛犬マミーを母と父にプレゼントしてくれたのは紛れもなくこの叔母さんなのですから・・・
２１日、母が入院中には胃カメラ飲んだり様々な検査を受けましたが、すべて良好との結果が出ました。
特に本人がホッとしていることでしょう。
こんなこともないと胃カメラなんて飲めないと思いますので、逆に良いきっかけになって良かったと思います。
もう入院するのもコリゴリかと思いますので、これからは更に健康に注意し頑張って欲しいです。
それにしても何事もなく良かったよかった。
最後に・・・
今回の母の入院にともない、妻が毎日仕事帰りに病院に立ち寄りお見舞いと父の朝ごはん・夕食と献身的に動いてくれていたこと
大変有難かったです。
きっと父・母ともに妻の存在と言うものがどれほど希少で嬉しかったに違いありません。
これほどまでに頑張ってくれた妻を嫁にもらったことを今は誇りに思います。
また姉二人も同様、献身的にサポートしてくれたこと父母も今回は大変心強かったのではないでしょうか。
とにかく入院費が急に必要だったので、姉に急きょ貸してもらって助かりました。
私はと言うと、妻・姉達の的確なサポートによりそれほど役に立たずでしたが、実家の草むしりは献身的にやらせていただきました。
今回の母の入院で父がかなり応えたらしく、毎日９時前だと言うのに我が家から実家を望むと既に車が無いんです。
父は母がいる病院へ毎日せっせと通っているんですよね。
日頃 母に対しバカだのチョンだの何時も口悪く言っているのに、やっぱり母が一番なんでしょう。
まぁ これを機会にこれからも益々夫婦仲良くやって下さいませ。
私が万が一入院したら、日ごろの妻への対応が悪いので父母の様には献身的に看病してもらえないでしょう。
これは幸いと遊びに行ってしまうかも知れません。
先行き心配ではありますが、入院しない様に健康でいないといけません。
マミー土に帰る
2013.8.9 マミーが土に帰りました。
この日を迎えるに、両親もとても寂しい想いを乗り越えて来たと思います。
父も当初 食欲がなくなり元気がなく一時はどうなることかと思いましたが、ここに来てやっと普段の両親に戻って来ました。
今回の埋葬について、様々な意見が出て検討して参りましたが、父の意見を尊重し滞りなくマミーを土に帰しました。
その日の帰り道に、両親と妻とで焼肉を食べに行ったのですが、両親のあまりの食欲に驚くやら嬉しいやらです。
もっともっと元気になってまた素敵な人生を愉快に送っていただきたいものですね。
それにしてもマミーも本当に幸せものです。
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