２００３・１２・１６






朝、居る筈もない子供たちの部屋を何気に訪ねて見ると既に学校へ出かけてしまった様だ。

妻は卓球のお友達と忘年会と言う事で留守にするメッセージを机の上に残し既に姿がない。

誰も居ない静まり返った朝を一人迎えた。


特に予定がなかった私は、無意識に家中の掃除機掛けや雑巾掛けを始めていた。

気になる全ての作業が一段落した頃、誰も知らない私の密かな楽しみの時間の始まりである。


2F長女の部屋にあるコンポ（我が家に一台）に私のお気に入りであるＣＤを入れ

誰も居ない家の中でボリュームをいっぱい上げクラッシックな音楽を流すのだ。

私はご自慢の吹き抜けから手摺りに寄りかかり物思いに耽るのが好きで、

時々誰も居ない時に楽しんでいる。


長女の部屋からこぼれる音楽は吹き抜けの斜天井に反響し、まさに家全体がシアター化する。

もう誰にも邪魔が出来ない自分だけのミュージックシアター。


不思議に素直な自分に出会えるんですよね〜。