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今日は由依にとって生まれて始めての経験となる高校受験(公立)の合・否が決まる結果発表の日です。
昨日の関東地方は一日中 雪が降り7cmも積もる積雪に見舞われ今朝は道路を除き、窓辺からは銀世界が広がっています。
お天気はほぼ快晴(青空)で、結果発表には申し分ない清々しい朝を向かえました。
私は午後からの勤務でしたが、早く目が覚めてしまい1階に下りると既に次女(由依)が制服に着替え、出かける準備をしてい
る最中でした。
次女の表情から察するに何時もと何も変わりませんが、心の中では相当不安であったに違いありません。
父親として、これから合否が決まる次女(由依)の心情を考え 合格・不合格どちらにせよ安心してその結果を確認できる様
に何か適当な言葉をかけようと頭では思っているのですが、不思議に良い言葉が見つかりませんでした。
ただただ見守ることしか出来ない自分が情けない。
悪い結果であるならば自分が変わってやりたいと思わずにはいられないが、何とも落ち着かない気分である。
昨日、妻に合格しそうだろうか?と尋ねてみましたら最近の学校の傾向としてただ勉強だけ出来れば良いと言うものではなく
日頃の部活だとか役員だとか学校に貢献したことが僅かであるが点数で評価されるそうなんです。
これに先生の評価も加われば良いのですが・・・
また成績も良ければ安全圏なんですけどね・・
後は神に祈るだけです。
まぁ 結果はどちらにせよ 由依にとっては良い経験となりますので、よく頑張ったな!と褒めてやろうと思います。
自宅で知る私の由依は日頃ノホホンとしている様ですが、妻の話によると学校では進んで役員をやったり積極的に
学校に貢献し頑張っていると言うことなので安心しています。
そろそろ出かける時間が来たのだろうか?玄関から行って来ま〜すと次女(由依)の声が聞こえました。
玄関先でも上手い言葉がみつからず、「お金はあるのか?」と尋ねるとお母さんに貰ったと言うことで 「ん 行って来い!」
としか声を掛けられませんでした。
次女を送り出し ふと正気を取り戻すと今日は由依にとっては人生を左右する記念すべき日であります。
記念に写真でもと思ったが、既に次女は颯爽とバス停へ向かう後ろ姿でしたが、しかし無我夢中でウッドデッキに出て、
僅かに電信柱の影に見える次女の後ろ姿を納めることが出来たのです。
勿論 良い結果を望んでいますが、それだけが全てはない。
どちらにせよ、ヤツにとっては今後の希少な経験となるはずである。
ヤツが行った後、何となく部屋をのぞいて見ました。
座布団の上には可愛らしいぬいぐるみが 「頑張って来いよ!」 と言わんばかりにヤツを見送っていました。
● 結 果 ●
由依が出かけてからと言うもの、午後からの出勤までの時間が長いこと 長いこと。
何度 自分の携帯メールを確認したことでしょうか・・・・・
もうお昼を回ろうとしているので、もしかしたら結果が悪くてガッカリして私の出勤前に帰宅して来るのではと頭を過ぎりました。
こんな事なら由依と顔を合わすことなく、早めに出勤のため家を出てしまおうかとも考えました。
今頃 結果を見て不合格で泣いているのか? また合格してニコニコしているのか? など余慶な事を考えれば考えるほど
憂うつな心境になってきます。
こんな時は不思議にハナからマイナス思考になっている自分がとても情けないですね〜 子供を信頼しててやらなくてはと
思いつつも、何と慰めようかなど どうしても不合格を想定してしまいます。
そんな事を考えていると既にお昼を回り、出勤の時間がそろそろ迫って来ました。
と・・・その時 玄関方向からドアのカギを開ける音が聞こえましたので、一瞬(ドキっ)としましたが妻と長女は仕事ですから
入ってくるとすれば次女(由依)以外誰もいません。
あ〜〜〜〜なんと対応しようか なんと慰めようかと 全身の血液が頭に集まった気分でしたね。
何となく大人しく玄関を入って来たので やっぱダメだったか〜と思いましたので由依の顔をまともに見れないまま
「どうだった?」と質問すると 第一声が「受かったよ!!!」 と これでもかと言わんばかりの満面の笑顔を浮かべながら
報告してくれました。
私は思わず玄関先で感動のあまり泣きそうになりましたが、そこは父親なのでグッと涙をこらえ固い握手をし由依を思いっきり
抱きしめてやりました。
それにしても対したもんです。
実は由依には塾に行かせてやれなかった負い目があるので、尚更 嬉しかったですね。
自分の力で勝ち取ったんですね。
素晴らしいです。 満点です。 私の誇り家族の誇りです。
その後直ぐに記念にと写真撮ったのが唯一この一枚の写真です。
● 合格祝い ●
その夜、ささやかではありますが妻がケーキを買って来ましたのでお祝いしました。
お母さん(妻)がローソクを立ててお祝いのセレモニーの始まりです。
準備も整い、合格祝いと言うよりお誕生日みたいですが、まぁそこはご愛嬌。
合格おめでとう!! やったね!
● 大ママからの合格祝い ●
翌日(5日)に大ママ(私の母)から合格祝いと言うことでお赤飯を作ってプレゼントしてくれました。
夜飯は家族で美味しくお赤飯を食べたのは言うまでもありません。
食べた後での撮影となってしまいましたが、これもご愛嬌。
由依に絢かって 久々のお赤飯 大変美味しかったです。
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