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思い出せば、次女(由依)の現在まで使っていた携帯を購入したのは約2年ほど前位いだったでしょうか?
当時、妻とも色々と相談し由依の欲しがっていた人気の機種を購入てやろうと、最寄のヤマダ電機でお目当てのものを手に
入れようと出かけたのですが、そう言う時に限って生憎在庫切れだったんですよね。
性能やデザインが良く、若い年代層には人気があり品薄状態でした。
色々と検討しいざ買うと決めれば、在庫なしと言う訳で世の中 上手く行かないもんです。
そんなことを思いつつ、がっかりしていると金沢区の店舗に在庫が1個だけ見つかり その足で金沢区まで車を飛ばしたのが
今は記憶に新しい。
何とかかんとか希望の携帯をゲットし、目を細め由依も嬉しそうな表情を浮かべているのがとても印象的でした。
携帯も使い道は色々とあると思いますが、まぁ 時代に遅れずに上手く利用して欲しいものだ。
まぁ とにかく新たな高校生活でも一生懸命やってくれれば携帯も安いものであろうと考えていたのが今は懐かしい。
ついこの間、高校の入学式に行ったと思えば、あっと言う間の3年間で気がつけば先日卒業式を迎えました。
由依も高校生活で様々な経験・体験をしてきたかと思いますが、きっとこれから生きて行く上で希少な財産となるに違い
ありません。
私がお大金持ちで、何でも欲しいものを買ってやれる父親ならばいいのであるが、安月給のため生活するのがやっとで、
まして現在まで何一つ 父親らしいことを何一つしてやっていなかったので、由依が高校を卒業した今 何か喜ぶ顔が見たい
と言う衝動にかられてしまい、自分のへそくりや小銭をかき集め携帯の新機種を購入してやることにしたんです。
また大学生活でも元気な笑顔で頑張ってくれさえすれば それでいい。
しかし先ず妻を説得しなくてはならいない大きな関門がありましたが、何とか自分の気持ちを理解してくれた様子で、渋々
頭を縦にふってくれました。
そうと決まれば、早速ヤマダ電機へ向かいましたが、由依も突然に降って湧いたような話(タナボタ)なので妙な気分
だったことに違いありません。
ヤマダ電機店内の携帯売り場にはauは基よりドコモやソフトバンク・他 カラフルな端末がズラリと並んでいて目移り
してしまうほど・・・
由依も色々な角度から検討している様子でしたが、結局 今まで使っていた携帯の後継機(最新)を選んだようでした。
妻と一緒に手続きを終えて3人で少し歩きだした時だったでしょうか? ボソッとではあるが小さな声で私に ありがとうと
言う言葉が次女(由依)から僅かではありますが、聞こえました。
嬉しかったですね。
これから由依も大きくなって、一緒に携帯を買ったことすら忘れてしまうかも知れませんが、でもほんの一瞬でもいいので
今この瞬間 笑顔になってくれたらそれでいいと思う。
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