実家の外観工事も終え、一つ気になるのが庭と言いますか？　あまり使い道のない殺風景な空間があります。

以前は出入口の僅かな一角に今は亡き祖母が石を並べて花壇を作り植物が植わっていたのが今はとても懐かしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

しかし今回の外観リフォームを期にすべて撤去しまして、暫く手つかずの状態でした。

新たにこのスペースをオシャレに改善しようと計画中でしたが、昨日何となく実家の庭を見に行った際に少し盛ってあった土や石などを

僅かながらでも整理しようと思い立ち、仕事前に実家へ出向き作業を始めました。

手始めに盛ってあった土をスコップですくっては空き地に捨てましたが、あまりの量の土でしたので行ったり来たりといい運動になりました。

作業はここまでと思ったのですが、まだ体力に余裕があったので石をどうにかしようと悩み初めてしまいました。

最初は石を処分してしまおうかと思っていたのですが、結構大ぶりで綺麗な石でしたので使うことにし適当に並べ初めてみたのですが

これがまた予想外に美しく仕上がったのに自分でも驚きであります。

本来捨てようと思っていた石なのですが、かなり重かったこともあり運ぶのも大変なため使ってしまおうと言うのが本音です。

気まぐれに並べてみた石でしたが意外にも素敵な花壇が出来たので良かったです。

せっかく良い花壇が出来たので、実家のシンボルとなる植木を早く植えたいものですね。

父も綺麗になったな～と改めて褒めてくれました。

　　　　　　　　　　　

　　　
そして翌日5月3日の朝ですが、せっかちな私は植木が豊富に揃っているガーデンショップに連絡を入れてみると、既にオープンしているこをと知り

早速母に電話で　「植木をちょっと見に行ってみない？」　と言うと　「行ってみようか～」　と予想外の返事が帰って来ました。

まだ外構工事でブロックを撤去し新しいものと交換するか？　まだ方向性が確定している訳ではありませんでしたから植木の話はまだ早いかとも

思いましたが、　まぁ　見るだけならと思いガーデンショップへ出かけて来ました。

父はガーデンショップの駐車場でクゥーと仲良くお留守番です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

早速　母をガーデニングショップへ導き、数ある植木の散策が始まりました。

母は初めてのショップなので、可愛い鉢や植物など見つけては足を止め珍しそうに眺めていました。

　　　　　　　　　　　　　

店内をクルクル散策していると、何時もの店主が声をかけて下さいました。

先日、黒竹を買いましたので私の事を覚えてくれていた様です。

早速、カメラに保存してあった実家の画像を見せて　この場所に植える木を探しに来ましたと伝えると　いい木ありますよと案内して下さいました。

何やら最近では大変人気がある木と言うことで、とても涼しげな雰囲気の木であります。

和風にも合うか尋ねてみますと、似合いますよとのこと・・・

まぁ　お値段もそれなりに高いので他の木も物色してみましたが、やはりお勧めだけあってやっぱりトネリコが気になります。

　　　　　　　　　　　　

母も最初はハナミズキ（白）が欲しかった様なのですが、何度も見るうちに気持ちがトネリコに傾き始めていました。

結局、母の口から　「プロが進めるのなら・・・」　と何度もトネリコに触り確かめながら、　購入する気持ちが固まった様で傍に居た店主に伝えました。

店主によると、今日たまたま午後は都合が良いので自宅まで運んで下さり植えてくれるとのことです。

また植木の周辺に緑があった方がイイと言うことで、可愛い小さな植木も何カブかプレゼントしてくれるご様子です。

値段もかなり高かったですが、プロの視点で植えて下さるのですから安心料も含めたと思えば安い買い物ですかね。

植える木も決まりましたので、後はプロにすべてお任せであります。

その後、午後になってから出勤前自宅に居た私に母から電話が入りました。

何やら作業が始まったとのこと。

あまり時間がありませんでしたが、カメラを持って実家へ訪れると　まず目に付いたのが父がちょこんと座っているんです。

何時もは作業の様子などじっくり見ていることもないのですが、今日は陽気に誘われたのでしょうか・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

父はどんな木が植わるのか全く知りませんでしたので、初お披露目になります。

気に入ってくれるといいな～

作業は店主ではなく、二人の若い植木職人が作業して下さっていました。

限りなく小さい実家の庭ですが、何だか本格的です。

　　　　　　　　　　　　

二人の作業を見守っていると、自宅から少し遅れて満面の笑顔で母が出て来たと思えば、何時も口喧嘩ばかりしている両親ですが

母は父の横にちょこんと座り、良いムードであります。

何時もこんなに仲が良いとイイのですが（笑）

　　　　　　　　　　　　

まぁ　本当に陽気が良くて作業を見守っているだけで、心が癒されます。

時々　何処かのご老人が両親に声をかけてくれていました。

今まで何十年の間、こんな光景を見ることは一度もなかったのですが、リフォームしたのをきっかけに家の楽しみ方を知ってくれたのではないでしょうか。

少し遅くなりましたが、苦労した分　これから益々楽しんでもらいたい。

そうこうしている間に今度は竹棒で植木を固定する様です。

　　　　　　　　　　　　

私はこれから仕事なので最後まで見届けることは出来ませんでしたが、母からバッチリだねと言う嬉しいメールが届きました。

良かったですね。

私の気まぐれの泥遊びがきっかけで、今はあの味気ない空間が京都の庭園に変わりました。

では、生まれ変わった殺風景だった空間の変貌をご覧下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　